第45代 理事長 伊藤 達紀

紡ぐ

~故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る~

一般社団法人八潮青年会議所が2022年度で創立45年を迎えます。
若者で地域を良くしたいとの熱き想いで集った初代理事⾧を中心とする多くの先輩方が、地
域のために運動を行い、バトンを繋ぎ歴史を紡いでこられたからこそ、今の八潮青年会議所
があります。

私が生まれるずっと前から紡がれてきた歴史は容易なものではなく、たくさんの壁も、悔し
い思いも、辛い時代もあったはずです。しかし、どんな時でも力を合わせ、乗り越えてこら
れた姿が必ずあり、その姿は「成⾧」に繋がるものだったと考えます。

フレキシブルな若い力だからこそ出来るまちづくりがあります。今年45年目のバトンを
受け継いだからには、誇りをもって次世代へ繋ぐ運動をしていきます。15年後には現役メ
ンバーは皆卒業し、残っているメンバーは誰一人いなくなります。それを思うと、常にアン
テナを張り続け、「志」同じうする仲間を見つけ、増やしていく事こそが、歴史を紡いでい
くには必須となります。

2020年初頭から続く新型コロナウィルスですが、今、徐々に新型コロナウィルスとの
共存ができるような社会になってきています。そのような中でも昨年同様に「身体は密にな
らずとも、心は密に繋がれる方法」が求められていく時代は続きます。オンラインを上手に
使用しながら、リアルで顔を合わせる例会も行っていきます。地域、家族、仲間の心が繋が
る運動を目指します。そして私たち青年会議所は、青年が社会により良い変化をもたらすた
めの、発展と成⾧の機会を提供することが使命です。社会の仕組みを変えていく「運動」を
創っていきます。

また将来、50周年、60周年に向けて、多様性と持続可能性のある「明るい豊かな社
会」を創るには現状の課題を明確化し、まちにとってもLOMにとっても将来のビジョンを
ハッキリとしなければなりません。そしてその課題にバックキャスティングの考えを当ては
めていきます。今、八潮市は災害体制が弱いと感じています。昨年、八潮社会福祉協議会と
八潮青年会議所は災害協定を締結しました。しかし、いざ災害が起きた際に災害ボランティ
アセンターの立ち上げ、行政、市民、他団体、三師会との連携はどうなのでしょうか?

八潮市は給食問題を抱えています。では災害時に給食や食料の確保はどうなるのでしょう
か?八潮市は警察所がありません。災害時に警察はどこまで協力してくれるのでしょうか?
八潮市は若い世代は増えていますが、高齢者も多いまちです。災害時の高齢者への福祉サー
ビスはどうなるのでしょうか?災害時の地域、自治体、学校はどうなるのでしょうか?

課題は山積みであり、災害時には我々青年会議所のメンバーもどのように動けるかは分かり
ません。いかに素晴らしい事業を構築しても、災害ひとつ起きれば全てがストップしてしま
います。天災が当たり前に起きている、今そしてこれからの時代は、防災を徹底し、その上
で事業の構築をしていく必要があると考えます。こども達に対しても防災に対する育成の必
要性を感じています。何かあってからでは遅いのです。準備できることはしっかりとして、
八潮市全体で連携していく体制を整えたいと考えます。多様性と持続可能性のある「明るい
豊かな社会」を創る青年会議所運動のためにいまできることを行っていきます。

仲間を愛し、家族を愛し、地域を愛し、今こそJCの力を見せていきましょう!
45年間のバトンを紡いできた先輩達への思いを胸に、これから50周年、60周年と未来
へ紡ぐ新しいメンバーへ対しての思いを胸に『紡ぐ~故(ふる)きを温(たず)ねて新しき
を知る~』この精神で本年は活動していく所存であります。