第47代 理事長 大橋 直矢

未来への懸け橋

~指針となり希望の光を灯す~

八潮市の明るい未来を築いていくためになにができるのか

世界各地では紛争、貧困、教育格差など様々な問題があり、私たちの八潮市では学校給食、

都市型構造(駅前集中型)などの問題があります。これらの問題を解決していく為に私たちが今できることはなにがあるのでしょうか。

それは現状を知る事から始まるのではないでしょうか。まずは身近な地域でなにが起こっているのか、そこにはどのような背景があるのかを知る事で、自らの立ち位置を知り、私たちが望む未来のあるべき姿を描き、それに対ししっかりと計画と行動を起こすことが出来ます。そして私たちJCが明るい豊かな未来を築く懸け橋のような存在になることを目指し行動していきます。

ターニングポイントへのきっかけづくり

一般社団法人八潮青年会議所は2023年度メイン事業で地域、諸先輩、団体の壁を越えて多くの方の協力を得て八潮市の夜空に18年ぶりに花火を打ち上げることが出来ました。事業を通じ挑戦する大切さと仲間と協力し困難を乗り越える大切さを学び、これまでたくさんの先輩方が築き紡いでくださった歴史を一つ形にすることが出来ました。

そして2024年度、次の一歩を踏み出します。冒頭の問題を解決に導くために今できることは45周年記念式典で掲げた近未来ビジョン2027の一つでもあるアルファ世代が活躍する未来へのアプローチです。

本年度では多くの方が人生の中で最初に向かえる重要なターニングポイントの一つでもある「15歳の決断」に向けて、次のステップへの飛躍に繋がる決断が出来るように心の豊かさを育む環境づくりを行います。

15歳の決断とは

なぜ15歳なのかというと、義務教育を卒業する年であり、将来への具体的な道筋に続く進学や留学、就職などの選択をするとても重要な時期だからです。その決断の重要度に対しての情報量が少ないことが課題の一つになっています。実際に私自身もこの決断の重要性に後から気付いた一人です。高校時代に選択肢が減っていることに気付き、後悔をした記憶があります。私のような後悔をする方を減らし、飛躍に繋がる決断の後押しの為に本事業を行いたいと強く想います。

ではなにをするのかというと、まずは15歳の決断がいかに重要であるかを知ってもらう事です。この決断にはどういう可能性があり、どういう背景があるのかを事前に伝えることで、努力をする意味を理解し心に火を灯し、その結果、選択肢を拡げ飛躍する決断が出来るようなきっかけづくりを行います。

そしてこの決断をした青少年たちが20年後の八潮市で活躍し明るい豊かなまちを一緒に創ってくれることを信じて私たちは本事業を遂行いたします。

その為には今頑張っている現役メンバー世代、より多くの経験を積み世の中をリードしている世代、様々な世代の実社会で活躍されている方々にもお力添えいただき10歳~14歳の子供から大人へと成長していく最初の大きな転換期に、様々な情報や機会を多くの角度から提供することでより深みのある影響力の大きい事業にしていきます。

この事業が私たちの八潮市から県内、県外へ広がり、全国の15歳の決断が次のステップへの飛躍へ繋がるきっかけとなるような事業を展開していきます。

地域の指針へ

この事業構築を行う私たち一人ひとりが更なる成長を遂げることで地域の指針となり八潮市の青少年の心に希望の光を灯すことを目指します。

指針とは「物事を進めるうえで頼りになるもの」を表現する語です。私たちJCが地域を先導していくという自覚を持ち、互いを尊重し協力し合い物事をしっかりやりぬくこと、失敗を成功に繋げていく姿勢を示すことで、青少年の指針となり未来へ繋げるとともに同志の心にも光を灯し、仲間を増やし絆を深めていきます。

八潮市がより輝くまちになる為に

新型コロナウイルスの影響も軽減し賑わいのある日常が戻りつつある中、令和6年1月には新庁舎がオープン予定です。この新庁舎をシンボルに工業地域を兼ね備えた新型ベッドタウンへ変化を遂げようとしている八潮市をより輝くまちにしていく為に、20年後の未来を担う世代との交流を深め、課題や実情を知る事が課題解決のための最初のステップとして何より重要であると考えます。

そして私たちJCが青少年育成事業を通し地域の指針となり、よりよい環境と明るい未来を築く機会の創出にむけ、英知と勇気と情熱をもって八潮市が永く輝き進化し続けるまちづくりを行います。